盛岡営業所でセールスインストラクターとして活躍するTさんは、つい2年前まで子どもたちにサッカーを教えるスポーツインストラクターでした。

幼少期から大学までサッカー一筋で過ごし、卒業後は一度、一般企業の営業職に就職。その後、「好きな事を仕事にしたい」という思いからサッカーコーチの道へ進みました。

そんなTさんがなぜ、まったく異なるIT業界――それもBtoBのセールスインストラクターという職種へ飛び込んだのでしょうか。

これまでに培った“伝える力”や“やり抜く力”を武器に、成長を続けるTさんの転職までの道のりや仕事にかける想いをお届けします。

-Tさんの前職は、なんとサッカーコーチだったとか。

はい、前職ではサッカークラブのインストラクターをしていました。

園児から中学生くらいまで、100名規模の子どもたちにサッカーを教えていました。
単に技術を教えるだけでなく、子どもたちの成長や性格に寄り添いながら指導することが求められる仕事でしたね。
さらに、練習場所の手配や合宿の安全管理、さらにはクラブへの新規勧誘活動まで、業務は多岐にわたっていました。

実は新卒で人材派遣会社に営業として就職したのですが、コロナ禍で人材業界は変化が激しく、また内定時の配属先と実際の配属先が違ったこともあって、社会人生活に馴染むことができず早くに退職したんです。

改めて自分の進みたい道を考えたとき、小さい頃から大学まで夢中になっていたサッカーを仕事にしたいという想いが強くなり、サッカーコーチの道を選びました。
教えることの楽しさや、子どもたちの変化を間近で見られるやりがいは、本当に大きかったです。

-好きなことを仕事にされていた中で、転職を考えるようになった理由は?

20代も半ばを過ぎて、ふと「この先10年、20年後も今の働き方を続けられるか?」と考えるようになりました。
サッカーコーチはやりがいのある仕事でしたが、勤務時間は不規則で夜遅くなることも多く、体力的にも厳しい場面がありました。

また、結婚を意識する相手がいたこともあり、安定した働き方や収入への不安が強まったのも大きなきっかけでした。

-転職先を探すうえで、どんな軸を持っていましたか?

まずは「地元で働けること」が大前提でした。 自分を育ててくれた地域に恩返ししたいという気持ちが強くて。

もう一つは「営業力を身につけることができる」ということです。

サッカーの指導を通して、年齢を問わず様々な人と関係を築いていける自信がありました。
20代のうちにその強みを活かしながら“提案力”という普遍的なスキルを身につけたいと思っていました。

あえて「無形商材」にこだわって企業を探したのも、自分自身の提案力を磨きたかったからです。有形商材と違って、目に見えないものをどう伝えるかに難しさがある。だからこそ成長できると感じていました。

-そんな中、KENTEMに出会ったきっかけは?

転職サイトで見つけた「セールスインストラクター」の求人がきっかけでした。

営業の要素もありつつ、ユーザーのフォローや情報発信も含まれていた点に興味を持ちました。
ユーザーへの製品レクチャーやセミナーを通して、これまでに培ってきた「教える力」を活かせそうだと感じたのが大きかったです。

実際に面接でお話しした方々の雰囲気や、社内の風通しの良さ、地元でIT営業の仕事ができることにも惹かれ、「ここなら安心して挑戦できる」と思い、入社を決めました。

-現在の担当業務について教えてください。

現在はセールスインストラクターとして、主に青森を中心とした北東北エリアで活動しています。
メイン業務はユーザー様へのフォローや追加提案です。お客様の困りごとをヒアリングしながら課題解決に努めます。

また、販売店やお客様向けに、業界動向や当社製品の紹介、導入事例などを伝えるセミナーを企画・開催することも私の仕事です。
月2回ほど自ら企画したセミナーを実施し、加えて外部団体などから依頼されるセミナーも月1〜2回ほど担当しています。

セミナーでは、どの地域にどんな内容を届けるべきか、自分で考えて内容を構成します。
先輩が残してくれたコンテンツをベースに、自分の言葉で伝えるように工夫しています。

-営業職の楽しさややりがいはどんなところに感じますか?

営業といっても、単に製品を「売る」だけじゃないのがKENTEMの面白さですね。

自社開発の製品だからこそ、しっかり中身を理解して、それをお客様の課題に合わせて提案する必要があります。
そこに“提案力”や“伝える力”が求められるんです。

特に自分が企画したセミナーを通して、お客様から「すごく分かりやすかったよ」「参考になった!」という声をいただけたときは、やっぱり嬉しいです。
そうやって少しずつ信頼関係が築かれていく感覚が、この仕事の醍醐味だと思っています。

また、社内でも開発部門やサポート部門と連携する機会が多く、「チームで成果をつくる」という意識も強く持てるのも、KENTEMの営業の面白さのひとつですね。

-異業種・未経験からのスタートで苦労したことは?

正直、最初は大変でした。
業界の専門用語や製品知識もなく、話を聞いても意味がわからないことばかり。

でも、営業所は「質問しやすい空気」がいつもあるんです。先輩方も忙しい中で丁寧に教えてくださって、少しずつ理解が深まりました。
特にありがたいのは、単に答えを教えてくれるのではなく、「どうしてそう考えたの?」と問いかけてくださること。
そのおかげで、自分で考える力や、課題に向き合う姿勢が育ってきたと感じています。

また、お客様から業界や建設の現場について教えていただける機会も多く、日々学びの連続です。

加えて、お客様ごとに悩みや課題が全く異なるので、ヒアリング力も求められます。
業界のトレンドが移り変わりやすく、地域によって取り組みの内容も異なるため、情報収集と対応力も必要です。

でも、そうした「正解のないこと」に向き合う姿勢は、実はサッカーコーチ時代にも求められていたものでした。
選手一人ひとりに合わせて指導を変えるのと少し似ていますね。

-サッカーコーチの経験が今の仕事に活きていると感じますか?

とても感じます。
特に「教えること」に関しては、経験が活きています。

お客様に製品の使い方や活用事例を伝える際には、ただ情報を提供するだけでなく、相手の理解度に合わせて話し方を変える必要があります。

また、やり抜く力や主体的に動く姿勢も、スポーツを通じて培ったものです。
わからないことがあっても、「どうにかしてやり遂げよう」とする粘り強さは、今の仕事にも通じています。

-働き方の面では、どんな変化がありましたか?

以前は現場仕事だったので、勤務時間や休日が不規則で、先の予定が立てにくい状況でした。

現在は、ある程度計画的にスケジュールを組んで仕事ができるようになり、休日も固定されているので、生活にメリハリが生まれました。

プライベートの時間も充実し、心にも体にも余裕を持って働けています。

-今後、どのようなキャリアを築いていきたいと考えていますか?

ひとつ明確にあるのは「信頼を受け継いでいきたい」という思いです。

これまでKENTEMが33年間かけて築いてきた、お客様との信頼関係は本当に大きな財産だと思います。 私自身もその信頼をしっかり引き継ぎ、さらに強固なものにしていきたいです。


そして、KENTEMに入社してから、たくさんの方に助けてもらいながらここまで来ました。

でも正直、まだまだ恩返しできていないと感じています。 だからこそ、5年後、10年後には、いただいたご恩を少しでも返せるような存在になっていたいです。

今の自分があるのは、前に道を作ってくれた先輩方、また日頃からお世話になっているお客様や販売店の皆様のおかげです。

その想いを受け継ぎながら、自分自身のスキルを磨き、誰かの力になれる営業になっていきたいと思っています。

最後に、KENTEMを検討している方へ

未経験での転職は、誰だって不安だと思います。
でも、これまでの経験が無駄になることは絶対にありません。
むしろ、自分だけの「強み」として活きてくる瞬間があります。

KENTEMは、そんな挑戦を応援してくれる会社です。 サポート体制も整っていて、わからないことは遠慮なく聞ける文化があります。

自分もまったくの未経験からスタートしましたが、少しずつ成長できている実感があります。

「今のままでいいのかな?」と迷っている人がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。

私の元気の源

元気の源は、やっぱりサッカーです。

ここ数年は指導する側として関わることが多かったんですが、最近、社会人チームにプレイヤーとして所属するようになって、また現役の感覚を取り戻しています。

もう一つは、結婚してからできた新しい習慣です。

妻と一緒に料理をする時間がすごく楽しくて。週末は一緒にキッチンに立って、あれこれ話しながら料理をする時間が、大切な癒しのひとときになっています。

あとがき

未経験からの挑戦は、決して簡単なことではありません。

しかし、Tさんの言葉からは、それらを前向きに乗り越えてきた強さと、これまでの経験すべてを“自分の強み”として活かす姿勢と芯の強さが伝わってきました。

「今の自分があるのは、周囲の方々のおかげ」
「信頼を受け継ぎ、恩返しができる営業に」

そんな真摯な想いを胸に、一歩ずつ着実に前へ進むTさんの姿は、とても頼もしく、私自身にとっても大きな刺激となりました。

これからのさらなるご活躍を、心よりお祈りしております。

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